了的用法2
基本形
動詞の直後にアスペクト助詞“了”を置く。
我看了一本书。,本を一冊買った。,
我家来了一位客人。,我が家にお客さんがひとりいらっしゃった。,
一般に日本語訳には「,した」という
現が当てられるが、過去形ではない。現在完了として使うこともできる他、従属節に用いるという制限はあるが、未来完了も表現することができる。
我昨天吃了咖书书。,私は昨日カレーライスを食べた。,※過去完了
我都等了他一个小时了。,私は彼を待ってもう一時間になる。,※現在完了
我时了时堡包再时去。,私はハンバーガーを買ってから行く。,※未来完了
否定形
否定形を作る場合は動詞の前に否定副詞“没,有,”を置き、“了”は外す。否定文ではその動詞が実現していないので、“了”は必要ない、と考えればよい。
吃了。,时没,有,吃。你吃午书了书,,昼ごはんを食べましたか。食べました。,まだで
す。,
疑問形
疑問形には次の二通りがある。
「书」疑問文
「 ? 」疑問文を使う。
早上你看新书了书,,あなたは今日ニュースを見ましたか。,
没,有,
反復疑問文と同等の形を取る。
早上你看新时了没,有,,,あなたは今日ニュースを見ましたか。,
早上你看没看新书,,同上,
文終止に関する規則
“動詞,了”が目的語を伴う場合、その目的語に修飾語が存在せず、且つある特定の物?出来事と限定できないときは、そこで文を終了することができない。×我看了书。※“书”には修飾語がなく、また特定の本と限定できないため、文を終了できな
い。
この場合、次のような処理を加えることで文を終了させることができる。
語気助詞“了”を文末に置く
我看了书了。,私は本を読んだ。,
数量句などの連体修飾語を目的語の前に置く
我看了一本书。,私は一冊の本を読んだ。,
動詞と目的語が離合詞を形成するような結びつきの固いもので、且つ動詞が連
用修飾語で修飾されている
我时感慨万分地握了手。,私たちは感慨無量で握手した。,
目的語が固有名詞など、唯一のものと特定できるもの
我昨天看书了小李。,私は昨日李さんに会った。,
時態,アスペクト,助詞“了”と語気助詞“了”の相違点
時態,アスペクト,助詞の“了”が表す「動作の完了?実現」の意味は一種の新しい状況が発生したと考えることもできるため、 語気助詞の “”了の持つ意味の一つである「状況の変化?事態の発生」と意味が重なり、時として非常に紛らわしい。 そこで、以下に両者の相違点について表としてまとめてみる。※「記号」の「了1」と「了2」は両者を区別するため記号化されたもの。
意味位置記号
時態,アスペクト,助詞“了”動作の完了?実現動詞,句,の直後了1語気助詞“了”状況の変化?事態の発生文末了2 両者の明確な相違点はそれが置かれる「位置」にある。
既知と未知
意味的な点から見ると両者は非常に似通っているが、時態,アスペクト,助詞の“了”は既知のものを、語気助詞の“了”は未知のものを表すというところに相違点が見られる。下記に例を示す。
你吃什书了,何を食べたの。
我吃包子了。中華まんを食べた。
你吃了几个包子,いくつ食べたの。
我吃了六个包子。,個食べた。
会話や話題の冒頭で、未知のものについて言う場合は語気助詞“了”が使われる。上記の例では上二行は未知のものについて述べているので、語気助詞“了”が使われている。
一方、下二行ではすでに「中華まんを食べた」ことは既知の事実となり、話題が「何個食べたか」という具体的なものに進んでいるので、アスペクト助詞の“了”が用いられている。
現在との関連
アスペクト助詞“了”は単なる完了を表すが、語気助詞“了”は現在という時点と関連を持つ。
我在北京住了两年。私は北京で二年間住んでいた。,現在は北京に住んでいない,我在北京住了两年了。私は北京に住んで二年になる。,現在北京に住んでいる,
疑問形
語気助詞の“了”では、反復疑問文の場合“,了没有,”という表現を用いる。
你今天吃早时了没有,あなたは今日朝食を取りましたか。