盾构机SEW工法
技術名称 SEW工法
副題 シールド直接発進到達工法
1. 技術の概要
「SEW工法」(Shield Earth Retaining Wall System)は、立坑のシールド機通過部分にFFU(Fiber reinforced Foamed
Urethane)部材を組み込み、この部材をシールド機によって直接切削し、発進または到達するシールド直接発進到達
工法である。FFU 部材は、硬質発泡ウレタン樹脂をガラス長繊維で強化した厚さ25mm~30mm の板状のFFU 材料をエ
ポキシ系接着剤(常温硬化2液反応形)で...
技術名称 SEW工法
副題 シールド直接発進到達工法
1. 技術の概要
「SEW工法」(Shield Earth Retaining Wall System)は、立坑のシールド機通過部分にFFU(Fiber reinforced Foamed
Urethane)部材を組み込み、この部材をシールド機によって直接切削し、発進または到達するシールド直接発進到達
工法である。FFU 部材は、硬質発泡ウレタン樹脂をガラス長繊維で強化した厚さ25mm~30mm の板状のFFU 材料をエ
ポキシ系接着剤(常温硬化2液反応形)で圧着接合して形成したものである。
本部材は、立坑掘削時の土圧・水圧に抵抗できるとともに、シールド機のカッタービットによってビットが摩耗す
ることなく切削できるものである。「SEW 工法」には、鉄筋かごに継手部材を介してFFU 部材を接合したSEW-RC タ
イプと、H鋼に継手部材を介してFFU部材を接合したSEW-Hタイプがある。
2. 技術の特徴
①安全な工法である。
危険を伴う鏡切りが不必要で、しかも切羽を開放しないため発進・到達時の安全性が確保できる。
②経済性、工期に優れている。
従来工法に比べて地盤改良範囲を縮小でき、短時間での切削が可能でコストメリットがある。
③どんなシールドにも対応できる。
新素材は高強度で耐久性に優れかつ加工が容易であるため円形・矩形など任意形状の切削が可能である。
④建設公害のない工法である。
地盤改良範囲が狭く環境問題に対応できる。
3. 審査証明の結果
「SEW工法」は、以下の性能を有していることが確認された。
3.1 力学的特性
(1) FFU材料の力学的特性
FFU材料は、構造材料として必要な力学的特性を有していることが確認された。
(2) FFU部材の力学的特性
FFU部材は、土留め壁として立坑掘削時の土圧および水圧に抵抗するのに必要な曲げ強度、せん断強度を有し
ていることが確認された。
(3) SEW-RCタイプの継手部材の力学的特性
SEW-RCタイプ(FFU部材と鉄筋コンクリート)の継手部材は、通常の鉄筋コンクリート部と同等以上の曲げ
強度、せん断強度を有していることが確認された。
発進立坑 到達立坑
地盤改良地盤改良
SEW壁
エントランス
シールドマシン
セグメント
SEW壁
側壁
砂材料
エントランス
支保工
地盤改良地盤改良
SEW壁
エントランス
シールドマシン
セグメント
SEW壁
側壁
砂材料
エントランス
支保工
(4) SEW-Hタイプの継手部材の力学的特性
SEW-Hタイプ(FFU部材とH鋼)の継手部材は、FFU部材と同程度の曲げ強度、せん断強度を有していること
が確認された。
3.2
性
(1) FFU部材の切削性
FFU部材は、シールド機のカッタービットで切削できるとともにシールド機の閉塞を起こすようなブロック破
壊をしないことが確認された。
(2) 施工性能
FFU部材を組み込んだ土留め壁は、従来の鉄筋コンクリート地中連続壁および柱列式連続壁と同様に施工でき
るとともに止水性がよいことが確認された。
3.3 環境に関する安全性
(1) 環境汚染物質に対する安全性
硬質発泡ウレタン樹脂をガラス長繊維で強化したFFU材料は、水中に設置しても環境汚染物質が溶出しないこ
とが確認された。
(2) 振動に対する安全性
FFU部材は、シールド機の切削に際して環境に悪影響を与える振動が生じないことが確認された。
4. 技術の適用範囲
①対象土留め壁
柱列式連続壁、RC地中連続壁
②シールド・推進の直径
0.8m~12m(地盤条件によって異なる)
③シールド・推進の機種
泥水式、泥土圧式、泥濃式他
5. 写真、図、表
SEW-Hタイプの正面図
SEW-Hタイプの写真
SEW-RCタイプの写真
SEW-Hタイプの製品図
6. 主な施工実績
「SEW工法」の平成10年5月~平成23年9月の施工実績は220件で、最近の主な実績は下記の通りである。
発注者名 タイプ 形状 シールド径(m) 土被り(m) 面数
京王電鉄㈱ SEW-H 700×300 φ6.75 7.6 発進 6 到達 6
新潟市都市整備局 SEW-K 370×600
300×600 φ5.7
14.0 発進 1
到達 1
首都高速道路㈱ SEW-H 600×225 φ13.0 21.8 到達 2
東京都水道局 SEW-H
SEW-K
800×300
600×600 φ3.74
37.4 発進 2
東京電力㈱ SEW-K 300×600
450×300 φ3.64
33.6 発進 1
到達 1
札幌市建設局下水道河川部 SEW-K 450×450 φ4.83 15.5 発進 1
東日本高速道路㈱ 中間杭 440×200 φ12.6 16.5 発進 1
東京都下水道局 SEW-K 1200×700
1000×500
φ8.8
φ4.0
21.8 発進 1
千葉県手賀沼下水道事務所 SEW-H 300×200 φ2.48 11.3 発進 1
鉄道・運輸機構 SEW-H 500×200 φ10.9 5.2 発進 1
日本下水道事業団 SEW-H 700×370
700×260 φ8.08
15.1 発進 1
到達 1
中国広州地下鉄 SEW-RC 650×600 φ6.28 10.0 発進 1
北陸農政局 SEW-H 400×200 φ3.08 10.5 発進 1
中日本高速道路㈱ SEW-H 700×200
700×240 φ3.64
33.6 発進 1
到達 1
大阪府東部流域下水道事務所 SEW-H 400×200 φ5.57 19.5 発進 1 到達 1
小田急電鉄㈱ SEW-H 700×440 φ8.26 18.0 発進 1 到達 1
名古屋市交通局 SEW-H 700×300他 φ6.90 8.0~16.0 発進 8 到達 8
横浜市水道局 SEW-RC 600×640 φ2.73 57.0 到達 1
国土交通省中部地方整備局 SEW-RC 600×600
600×640 φ5.80
26.0 発進 1
到達 1
福岡市下水道局 SEW-H 700×240 φ6.15 11.8 発進 2
7. 技術保有会社および連絡先
①株式会社錢高組 技術本部
〒102-8678 東京都千代田区一番町31
TEL 03-5210-2440 FAX 03-5210-2462
②積水化学工業株式会社 環境・ライフラインカンパニー
〒105-8450 東京都港区虎ノ門2丁目3番17号
TEL 03-5521-0748 FAX 03-5521-0557
8. 審査証明実施機関
財団法人 土木研究センター
9. 審査証明年月日
2011年12月27日
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